お酒の席の“その後”を支える仕事。車の運転代行をやってみた体験談

体験談

夜間の道路を走る車内から見た運転代行の仕事イメージお酒を飲んだ人を車と一緒に自宅まで送る「運転代行」。気になっていても、実際はどんな流れで働くのか、どのくらい稼げるのかは見えにくい仕事かもしれません。今回は、実際に車の運転代行を経験した30代男性の体験談をご紹介します。

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🪶 イッチーさん(30代)/投稿体験より

1.どんな仕事?

今回体験したのは、車の運転代行の仕事です。

主に、居酒屋・スナック・キャバクラ・友人宅などでお酒を飲んだ方を対象に、お客様の車と一緒にご自宅までお送りする仕事になります。

基本は2人1組で動きます。
1人がお客様の車を運転し、もう1人は**随伴車(軽自動車)**を運転して後ろからついていく形です。

お店などから電話が入ると迎えに行き、依頼がないときは事務所で待機。
待機時間は比較的自由で、仕事が入ればすぐ動く、という流れでした。

勤務時間は私の場合、
19時〜26時まで
平日は25時まで、土曜日は26時までにしていました。


2.実際にやったこと・現場の様子

19時に事務所へ集合し、その日のペアの相方と合流します。
電話依頼が入ると、指定された居酒屋や飲食店まで迎えに向かいます。

たとえば「19時半に来てください」と連絡が入れば、その時間に合わせて到着。
ただ、お客様はお酒が入っていることもあり、すぐに出てきてくださる方もいれば、なかなか店から出てこない方もいました。

そのため、あらかじめ
「10分までは無料で待機、それ以降は待ち料金がかかります」
とお伝えすることもあります。

お客様が来られたら、まずは

  • どちらまで帰るのか

  • どのルートで向かうのか

を確認してから出発します。

私が乗る随伴車には、距離を計測する機械がついており、スタートボタンを押すと計測開始。
料金は距離によって変わり、たとえば3.5kmで1,400円といった形でした。

ご自宅に到着したら料金をいただき、その依頼は終了。
その後また次の依頼先へ向かい、同じ流れを繰り返します。

仕事内容自体はシンプルですが、相手がお酒を飲んでいる方なので、毎回同じようには進まないのがこの仕事の特徴だと思いました。


3.よかった点・意外だった点・大変だった点

よかった点

一番よかったのは、やはり給料面です。

この仕事は歩合制で、動きがあってもなくても3,000円の保証がありました。
そのうえで、売上の30%がお給料になるため、件数をこなせばこなすほど収入が増えます。

さらに、お客様からチップをいただくこともありました。
内容はさまざまで、

  • 飲み物

  • 肉まん

  • 牛丼

  • お釣りの端数

  • プラス500円、5,000円、時には10,000円

など、現物でも現金でもいただくことがあり、これは意外でした。

1日あたりの給料は6,000円〜7,000円ほどが多く、忙しい日は13,000円ほどになることもありました。
週6日ほど働けば、月12万円以上になることもあり、チップが加わることもあります。

意外だった点

意外だったのは、単に「運転する仕事」ではなく、お客様対応の比重がかなり大きいことです。

目的地の確認や待機時間の説明、料金のやりとりなど、接客要素がしっかりあります。
また、お酒の席のあとの人間模様を目の当たりにすることも多く、毎回違う空気があるのも特徴でした。

大変だった点

大変なのは、やはりお酒が入ったお客様への対応です。

たとえば、

  • 泥酔していて自宅まで案内できない

  • お店の前で本人と友人がケンカを始める

  • 警察沙汰になり、その場で事情聴取に立ち会うことになる

  • 少し怖い雰囲気の人に当たることがある

など、思わぬトラブルに巻き込まれることもありました。

また、料金計算は暗算で行うことも多く、計算を間違えると差額を自分で負担することもあるため、そこは緊張感がありました。


4.その仕事から感じたこと

この仕事をして一番感じたのは、
「お酒はほどほどにしたほうがいい」
ということです。

自分自身にも思い当たる部分はありますが、酔ってしまうと判断力が落ち、周りに迷惑をかけることもあります。
運転代行は、そんな場面の“最後の支え”になる仕事だと感じました。

一方で、いろいろなお客様と接するので、毎回違う人間模様が見られます。
大変さはあるものの、その独特な世界を知れるのは面白く、ある意味この仕事ならではの魅力でもありました。


5.初心者への一言

必要なのは、まず普通自動車免許です。
さらに、もっとしっかり稼ぎたい方は、第二種免許があると強いです。

第二種免許があれば、お客様の車を運転する側になれるため、働き方の幅も広がります。


6.向いている人・向いていない人

向いている人

  • 人と話すのが好きな人

  • 運転が苦にならない人

  • 夜の仕事に抵抗がない人

  • 歩合制でも前向きに働ける人

向いていない人

  • 人と話すのが苦手な人

  • 暗算や会計が苦手な人

  • 酔っ払い対応が苦手な人

  • トラブル対応に強いストレスを感じる人


7.まとめ

車の運転代行は、ただ車を運転するだけの仕事ではなく、
接客・会計・夜の街特有の対応力が求められる仕事でした。

そのぶん大変さはありますが、歩合制でやりがいがあり、慣れてくると収入面でも魅力があります。
ダブルワークにはややきつい面もありますが、運転代行を中心に働くなら最低限の収入は確保しやすい仕事だと思いました。

運転が好きで、人と接することにあまり抵抗がない方には、選択肢のひとつになるかもしれません。

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