道の駅の食堂で働いてみた日
――山道の先にあった、あたたかな現場
道の駅の食堂で、隙間バイトをしてきました。
場所は、山道を一つ越えた先にある「村」。
周囲に観光地が点在しているわけではありませんが、道はきちんと舗装されており、バイクや車でドライブを楽しみながら立ち寄る人が多い場所です。
五平餅や自然薯など、この土地ならではのメニューもあり、この日のお昼時もなかなかの賑わいでした。
私がこの仕事に応募したのは冬。
天気予報では「雪」のマークも出ていて、当日まで少し不安がありました。
幸い雪は降らなかったものの、1月・2月という時期を考えると、山道を通っての勤務は、慎重になったほうがよかったかもしれません。
それでも、レビューの評価はとても高く、「楽しかった」という声がほとんど。
加えて、私自身が「食べ物屋さん」で働いた経験がほとんどなかったこともあり、初体験の現場として、こちらを選びました。
気さくな空気の中で
仕事先で、隙間バイトの話題になりました。
必要以外全く話しをしない職場もありますが、雑談ができる雰囲気のところでは、
決まって聞かれるのが、応募理由や経験です。
レビューも読んでから来ている旨を伝え、「ここ、確か評価100%でしたよ」
そう言うと、
「まだ5回目なんですけどね」と笑いながら、
「じゃあ、評価が下がらないようにしないとね」
と返してくださって。
そんなやり取りからも分かるように、現場はとても気さくで、和やかな雰囲気でした。
初めての場所でも、自然と力まずに仕事に入ることができました。
仕事内容はいろいろ
仕事は、テーブル拭きからスタート。
その後は、
・メイン料理の脇に添える副菜の準備
・簡単な下ごしらえ
・出来上がった料理を番号でお知らせする
など、短い時間ながら、いろいろな作業を体験させていただきました。
この食堂は、サービスエリア内の食堂と同じく、
金券を購入 → 番号で呼び出し → お客様が取りに来る
というスタイル。
そのため、私たちが配膳に回ることはありません。
ただ、店内にはラジオが流れ、お客様の話し声もあるので、
小さな声では番号が届かないこともあります。
声の出し方にも、気を配る必要がありました。
盛り付けに関しても、量や見た目が大切で、
中にはきちんと量を計って盛り付けるものもあります。
下ごしらえと洗い物
下ごしらえは、私はほんの一部をお手伝いした程度でした。
・ほうれん草のカット
・辛味噌に漬かっている唐辛子を取り出して刻む
・玉ねぎを20~30個ほどむく
といった作業です。
常勤スタッフさんたちは、
大きな鉢で山芋をすったり、
慣れていないとできない作業を次々とこなしていて、
「これは経験がものを言うな」と感じました。
洗い物も担当しましたが、
食洗機に入れる前に、油汚れを落としてお湯にくぐらせる、という工程があります。
今回は短時間だったため、素手で対応しましたが、
飲食店では、初心者は「洗い場」を任されることが多いので、手袋は持参しています。
作業が長引く場合はビニール手袋を使うのがいいかもしれません。
気づけば、もう終わりの時間
こうした作業をしているうちに、時間はあっという間に過ぎていきました。
終わる頃には、すっかり
「自分も、みんなと同じように働いている」
気分になっていました。
服装については、今回は貸し出しがなく、
各自でエプロンと三角巾(バンダナ)を持参する必要がありました。
仕事用に新調したのですが、きっと、また出番が来るかと思います。
また行きたいと思える場所
初めての場所、冬の山道、慣れない飲食の仕事。
不安要素はいくつもありましたが、終わってみれば、
「またここで働きたいな」
と思える現場でした。
隙間バイトは、収入のためだけでなく、
こうして新しい世界を少し覗かせてくれるところも、
魅力のひとつだと改めて感じています。


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