フリーマーケット出店を手伝ってみた

公園の一角で開かれたフリーマーケット。ヴィンテージショップの出店が並ぶ夕方の様子 体験談
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🪶 リキイチさん(34歳・女性)/投稿体験より

― ヴィンテージ品に物語を添える隙間ワーク体験談

フリーマーケットで並べられたヴィンテージアクセサリー。時代背景を感じさせる装飾品週末、友人から頼まれ、彼女と彼女の母親が共同で営むヴィンテージショップのフリーマーケット出店を手伝いました。

普段の私は、オンラインで手軽に服を買うことが多く、ヴィンテージ品の販売というアナログな作業はとても新鮮でした。

出店場所は、都会の公園の一角。
朝はまず、商品を並べる準備から始まります。友人の母親は、古い服やアクセサリーを本当に丁寧に扱っていました。
それらを単なる「古着」としてではなく、まるで美術品を展示するかのように、色や形、年代を考えながら配置していく姿が印象的でした。

私は主に、商品を整えたり、試着後の片付けをしたりと、客足が途切れないように裏方の役割を担当しました。

販売が始まると、接客は友人とその母親が中心になり、私はレジ係のような立ち位置になります。
なかでも印象に残ったのは、友人の母親の語りでした。

例えば、誰かが古いブローチを手に取ると、彼女はすかさず
「これは1950年代のヨーロッパ製で、戦後の復興期に、女性たちが初めて華やかな装飾品を身につけ始めた時代のものなのよ」
と、そのアイテムが生まれた背景を語り始めます。

お客さんは、最初はただ「可愛い」と思って手に取っただけなのに、その話を聞くうちに表情が変わり、
「このブローチを、自分の人生の一部にしたい」
という強い動機が生まれているのが分かりました。

そこには、物を売るというよりも、歴史の一片を譲り渡しているような空気が流れていました。

一方、友人は母親の重厚な語りのあとで、スマホで写真撮影を手伝ったり、今風のコーディネート例を示したりと、現代的な軽やかさでサポートします。
古いものへの深い敬意と、今の感覚への適応力。その二つが自然に融合した親子の接客は、見ていてとても面白く、心地よいものでした。

一日中、屋外で立ちっぱなしだったため体は正直疲れましたが、
さまざまな年代の人が、一つの古いアイテムと真剣に向き合い、
「これにいくらの価値があるか」ではなく
「これとどんな時間が過ごせるか」
を考えている場に立ち会えたことは、純粋に楽しい体験でした。

また機会があれば、ぜひ手伝ってみたいと思える隙間ワークでした。

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