隙間バイトでカート回収を再び体験。就業先が違うと印象は大きく変わった

倉庫・工場・軽作業

スーパー店内の買い物かごと売り場のイメージ以前、ショッピングカートを回収する仕事をしたことがあります。
そのときは思っていた以上に自分に合っていて、体を動かしながら働ける点にもやりがいを感じました。

そんな経験があったため、久々に入ってみようと思い、二度目のカート回収の仕事に応募しました。
ただ、今回は前回とは違う就業先です。

仕事内容そのものは同じようなはずなのに、現場が違うだけで、ここまで気持ちが変わるものなのか――。
今回は、そんなことを実感する一日になりました。

到着直後から、少し不穏な空気があった

今回の勤務先は、ディスカウントスーパーマーケットでした。
記事では店舗名は伏せますが、到着して挨拶をした時点で、少し不安になるようなやり取りがありました。

最初に言われたのは、
「本当に今日ですか」
という言葉でした。

こちらとしては、事前に日時を確認して来ています。
念のためその場でスマホを見直しましたが、やはり間違ってはいません。
その後、お店の方でも確認してくださり、担当者と連絡が取れたようで、ようやく仕事内容の説明が始まりました。

けれど、この時点で「今日は大丈夫かな」と、少し落ち着かない気持ちになっていたのは確かです。

土曜日の店内は忙しく、お客さんから声をかけられることも多かった

その日は土曜日ということもあって、お客さんの出入りが多く、カート回収中にもたびたび呼び止められました。

外国人のお客さんがスマホの翻訳機能を使いながら質問してこられたこともありましたし、
「傘を忘れてしまって……」
「シールがたまったのですが……」
といった声をかけられる場面もありました。

私は売り場やサービス対応の担当ではないので、詳しいことまでは答えられません。
そのため、セルフレジ付近で待機しているスタッフさんのところまで案内するようにしていました。

ただ、そうした問い合わせに対しても、どこか取りつく島がないような雰囲気で、
「それはあなたの仕事じゃないでしょう」
と言われているような表情を向けられることがありました。

スタッフさんに話しかけづらい空気があった

そうした反応に少し戸惑いつつも、それ以外どうすることもできないわけで、
最初の反応から、お客さんが気分を害されないように「聞いてまいりますね」と仲介役にまわることにして、

担当者に少し余裕がありそうなら、そこまで案内して「お願いします」と引き継いでもらいました。

言葉で何かきつく言われたわけではありません。
ただ、表情や空気から、
「そういう人を連れてこられても困るのよね」
と言いたげな雰囲気を感じることがあったのです。

ほかのスタッフさんも全体的に忙しさに追われているようで、どなたにも話しかけづらい空気がありました。
お客さんがせっかく歩み寄ってくださっているのに、それを受け止める余裕がないように見えてしまい、少し残念にも感じました。

もちろん、私ができることには限界があります。
でも、こういう場面での対応こそ、お店の印象につながることもあるのではないか――そんなことを思いながら動いていました。

雨の中のカート回収と、追加の指示で気持ちも消耗した

途中でスタッフさんから
「雨、降ってきましたか」
と聞かれたことがありました。

気を遣って声をかけてくださったのかと思い、
「はい、降ってきました」
と笑顔で答えたのですが、返ってきたのは
「はい、これ。カート拭くクロスです」
という言葉でした。

それはいいとしても・・

渡されたクロスはかなり薄く、水を吸うというより、水滴を広げてしまうような感じのものでした。
外には何か所かカート置き場があり、それらを回ってカートを集め、店内ではかごも回収していきます。
ほとんど休憩もなく歩き続けるため、それだけでも体力を使います。

さらに途中で、最初に説明してくれた方とは別のスタッフさんが来て、
「こちらはこのようにしてください」
と別のやり方を指示されました。こちら側の話しは聞く気なし、といったふうでした。

その都度従うしかないのですが、すでに言われた通りに動いているところへ違う指示が入ると、体だけでなく気持ちのほうも疲れてきます。
体力を消耗するだけでなく、精神的にも少しずつ削られていくような感覚がありました。

救いになったのは、お客さんの「ありがとう」だった

そんな中で救いだったのは、お客さんとのやり取りです。

カートやかごを手渡したり、受け取ったりするとき、
「ありがとう」
と声をかけてくださる方が何人もいました。

短いやり取りでも、そのひとことがとてもありがたく感じられました。
この日は、スタッフさんとの会話よりも、お客さんとのやり取りのほうが温かく感じられたほどです。

忙しい現場では、どうしても作業を回すことが優先になるのかもしれません。
それでも、人の言葉ひとつで気持ちはずいぶん違ってきます。
そのことを、改めて感じました。

同じ仕事でも、就業先との相性で働きやすさは大きく変わる

前回のカート回収では、「この仕事は自分に合っている」と感じました。
けれど今回は、同じような仕事内容でありながら、受ける印象はかなり違いました。

違いを生むのは、仕事内容そのものだけではありません。
現場の雰囲気、人の受け入れ方、指示の出し方、困ったときに話しかけやすい空気があるかどうか。
そうしたものが重なって、働きやすさは大きく変わるのだと思います。

隙間バイトは、短時間で気軽に入れる反面、現場ごとの違いを強く受けやすい働き方でもあります。
同じ作業でも、ある職場では心地よく働けて、別の職場ではとても疲れてしまうこともある。
今回の体験は、そんな現実をはっきり教えてくれるものでした。

仕事内容だけで「向いている」「向いていない」と決めるのではなく、
どんな就業先で働くか
もまた、とても大事なのだと感じています。

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