🪶 Reonさん(19歳・男性)/単発バイト体験より
― 声を出す勇気と、売る楽しさを知った一日 ―
私が体験した単発バイトは、駅前で行われていた路上販売の八百屋でした。
山梨県から来たお店で、店頭にはみずみずしい梨や林檎、そして信玄餅まで並んでいました。
働く前は、
「自分にできるかな?」
「お客さんは来てくれるんだろうか?」
「駅前って、どんな雰囲気なんだろう?」
と、不安と緊張でいっぱいでした。
実際に現場へ到着すると、そこには頼れる大学生のお兄さんがいました。
彼はすでに何日かこの仕事を経験しているベテランで、緊張している私に、仕事の流れや商品の説明をとても丁寧に教えてくれました。
梨の品種の違いや、信玄餅のおいしい食べ方までスラスラと説明する姿を見て、
「この人がいるなら大丈夫かも」と、少しずつ不安がほぐれていきました。
仕事は昼から夕方までの立ち仕事です。
最初は「本当に売れるのかな……」と半信半疑でしたが、
教えてもらった通りに、
「山梨県産の美味しい梨はいかがですかー!」
と声を出し始めると、少しずつ足を止めてくれる人が現れました。
とはいえ、「売る」というのは想像以上に難しく、
声をかけても、そのまま通り過ぎてしまう人の方が圧倒的に多いです。
焦り始めた私を見て、お兄さんが
「時間帯によって作戦を変えよう」
と声をかけてくれました。
夕方に立ち寄る方には、
「この梨と林檎、セットで少しお安くしますよ!」
と、セット売りを提案するなど、売り方を工夫していきました。
すると、お客さんの反応が目に見えて変わり、
「じゃあ、そのセットもらおうかしら」
と購入してもらえた瞬間は、立ち仕事の疲れが一気に吹き飛ぶほど嬉しかったです。
最終的にすべてを売り切ることはできませんでしたが、
「どうしたら買ってもらえるか」を必死に考え、工夫したあの時間は、間違いなく楽しい経験でした。
仕事終わりには、お兄さんから
「お疲れ様!」
と、売れ残った梨や林檎をお土産として持たせてもらいました。
お給料をもらいに行ったはずが、家に帰ってからも美味しい楽しみが待っていて、
お金だけではない価値を得られた、忘れられない単発バイトになりました。
この仕事が向いている人
-
人と話すのが苦手でも、挑戦してみたい人
-
売り方を工夫するのが好きな人
-
立ち仕事が苦にならない人
-
短時間でも達成感を感じたい人
向いていないかもしれない人
-
大きな声を出すのがどうしても苦手な人
-
通行人に無視されると強く落ち込んでしまう人
-
完全な裏方作業を求めている人


コメント