障がい者グループホームでの世話人・生活支援スタッフ体験記

介護・福祉系

障がい者グループホームでの世話人・生活支援スタッフ体験記

未経験でもできる障がい者グループホーム世話人の食事準備作業「障がい者グループホームでの生活支援・世話人スタッフの募集」ということで、今回お手伝いをしてきました。
私は介護の資格などは持っていませんが、今回の募集にそうした「条件」はなく、
また「未経験可」と書かれていたため、思い切って挑戦してみることにしました。

服装は制服の貸し出しはなく、「動きやすい服装」と室内履きが必要とのこと。
私はダンスに使っていた運動靴を持っていきましたが、スタッフのみなさんも同じようなスニーカーを室内履きとして使用していて、少し安心しました。

仕事内容には「簡単なごはんづくり」や「介護補助」と書かれていましたが、実際に行った作業は想像していたものとは少し違っていました。
朝ごはんはすでに出来上がっていて、私はそれを盛り付け、利用者さんが起きてきた順に、ご飯やお味噌汁をよそって配膳する役割が中心でした。

就業時間は朝6時から9時までの3時間。
ほぼこの時間は、配膳と片付けに終始します。というのも、利用者さんの起床時間がそれぞれ違うため、一度にまとめて配膳することができないからです。

担当の職員さんは、利用者さん一人ひとりにお薬を飲ませたり、血圧を測ったり、トイレの介助をしたりと、別の業務を行っています。
私は「お願いします」の合図を受けて、トレイにご飯・お味噌汁・おかずをセットし、
テーブルまで運ぶ、という流れでした。

担当スタッフさんがトイレの介助に席を外す時や、利用者さんたちを起こすために食堂を離れる際には、私は食堂で皆さんを見守ります。

そのほかにも、食後の洗い物をしたり、お茶パックとお水でお茶を作って冷蔵庫に入れたり、食堂周りのゴミ袋を集めて新しいものに替えたり、トイレを簡単に清掃したりして、時間が過ぎていきます。

持ち物欄に「Tシャツ」と書かれていたこともあり、「入浴介助や排せつ介助もあるのかもしれない」と少し身構えていました。
正直なところ、もっと忙しく動き回る仕事を想像していたのですが、実際にはそんなことはなく、むしろ時間がゆったりと流れているように感じました。

建物内もとても清潔感があり、全体的に明るく整えられていました。
どこに何が置いてあるのかが分かりやすく表示されていて、初めて入った私でも戸惑うことなく作業を進めることができました。
私は、自分の母親が老人医療施設に勤めていたこともあり、どこか一昔前の病棟のようなイメージを持っていたので、その点も新鮮に感じました。

また、利用者さんたちと同じ空間にいると、こちらも自然とそのペースに合わせるからでしょうか。
スタッフのみなさんは、利用者さんと穏やかに言葉を交わし、ときには少し大げさなジェスチャーで意思疎通をしながら、和やかな雰囲気で対応されていました。

「人のお世話をする仕事」、しかも食事や排泄が一人では難しい方のサポートとなると、もっとピリピリした現場を想像していました。
ですが実際には、「ちょっと待っててくださいね~」「今行きますからね~」と、優しい口調で声をかけながら、落ち着いてフォローしていく体制が印象的でした。

お薬に関しては、二重確認が規則になっているそうで、初心者の私にも必ず薬を見せて確認してから、服用のサポートをされていました。
その慎重さと丁寧さにも、安心感を覚えました。

これまで、障がい者グループホームの仕事には「大変そう」「自分には無理かもしれない」というイメージが強くありました。
けれど、一日がこのように穏やかに、丁寧に流れていくのであれば、私にもできない仕事ではないのかもしれない――
そんなふうに感じた、朝の3時間でした。

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