管理者:はな
遺跡発掘──テレビのサスペンスドラマで見たことはありましたが、実際にやってみると想像以上にハードな仕事でした。
募集内容には「8時半〜16時半」とあり、レビューを読みながら、私は応募を迷い続けていました。何しろ「8時間」の作業です、乗り切れるかな??
それでも、一度は経験してみたい気持ちが勝り、ついに申し込み。
なかなかレアなバイトではないでしょうか。
ところが前日、派遣元から「今回は半日のみになります」と連絡が入り、正直、ホッとしたのが本音です。募集要項には「天候などで中止になる可能性あり」と書かれていましたが、半日ならなんとかなるかもしれない──そんな軽い気持ちで当日を迎えました。
■ 当日の流れ:分からないことだらけのスタート
現場に到着すると、まず戸惑いの連続でした。
まず、駐車場には、それとわかる表記がされています。誘導員さんが、無言のまま「もっと寄せて停めて、と合図していました。
集合場所は休憩室にもなるプレハブ小屋。到着しても特に説明がなく、こちらから質問しないと何も始まりません。「初めてです!」と、何度もアピールしてようやく作業の流れが掴めてきました。
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使用できるヘルメットはどれか
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何を持って移動するのか
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自分の持ち場はどこか
すべて確認しないと分からない状態で、あちらから「初めての人はこちらに来て。これからの流れを説明します」、などのような指示はありません。みんながしているように動いて、みたいな感じです。
レビューには「やさしく教えてくれる」と書かれていてたけれど、実際はそのような雰囲気もなく、私の他にも「始めて」の方がいらっしゃいましたが、「どうする?聞く?」みたいな感じで、時々顔を見あわせていたような状態でした。
集合時間は8時半でしたが、実際に動き出したのは9時過ぎ。体調チェックや安全確認の用紙に記入してから、ようやく外へ。さらに、まさかの みんなでラジオ体操 が始まり、作業が開始したのは9時半頃でした。
驚いたのは人数の多さ。シルバーさん、○○会社さん、タ〇ミーなど、複数のルートから集まった人たちが次々に到着し、担当者も把握しきれていない様子。私と同じ隙間バイト勢は終了時にはQRコードを読み込む必要があるのですが、そうしたことも、その場で電話確認している状態でした。
■ いよいよ作業開始:ただ掘る、ただ掘る…!
現場で渡される農具(スコップなど)は数に限りがあり、後ろに並んでいた人は道具が足りてない、私はなんとか「掘る道具」だけは確保できました。
● 作業内容は単純だけど、とにかく重労働
私は普段から「土いじり」が好きで、草取りなども楽しんでやっているのですが、
この作業は家庭菜園のようなレベルではありません。
固い地面を掘り起こすには全身の力が必要で、続けているとどうしても腰にきます。
レビューには「途中で気分が悪くなってしまった」という声もありましたが、
慣れないヘルメットをかぶり、ずっと下を向いた姿勢で作業を続けることや、
天候の影響も重なり、身体にこたえる方もいらっしゃるだろうな、と思います。
掘り進めると粘土質の層に変わっていきますが、
「このまま掘り続けていいの…?」
「どこまで掘れば正解…?」
と不安になる場面も。指導員は一応巡回していますが、積極的に聞かないと立ち止まってくれません。
レビューには「和気あいあい」「優しく教えてくれる」とありましたが、その日の雰囲気や人員によるのか、私はまったくそのような空気を感じませんでした。
● 出る場所は面白いほど出る
私の場所は何も出ませんでしたが、隣の方は次々と土器片を発見してカゴに入れていました。出る人は本当に面白いほど出るようです。
■ 持ち物について:これだけは持っていこう!
実際にやってみて、「持ってきて良かったもの」「必要だと思ったもの」をまとめました。
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帽子(ヘルメットの下にかぶる人も多数)
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手袋(軍手よりゴム手袋(ラバー手袋)が作業しやすい)
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飲み物(水やお茶)
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長靴(地面が濡れていなくても土がつきます)
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膝あて(あれば)
→ しゃがみ姿勢で掘っていましたが、膝当てクッションのおかげで、途中で膝をついて作業、なんとか時間までできました。 -
脱ぎ着しやすい服装
→ 冬でも作業していると暑くなります。 -
それから、一日作業する際には、「外に出て」お昼を買いにいけないかもしれず、その場合は昼食も用意してきたほうがよさそうです。(駐車場は結構詰めてとめていましたし、駐車場と現場とは距離がある可能性もあります。)
■ 遺跡発掘の仕事が向いている人・向かない人
◎ 向いていると感じた人
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体を動かす作業が苦にならない人
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黙々と同じ作業を続けるのが得意な人
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屋外作業や多少の天候変化を許容できる人
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指示が少なくても、自分から確認・質問できる人
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「何も出なくても作業そのものを受け入れられる人」
実際、どれだけ掘っても何も出ない場所は多く、
成果が目に見えにくい作業でもあります。
それでも「今日はこういう日だな」と割り切れる人には、
淡々と続けられる仕事だと思います。
△ 向かないかもしれない人
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腰や膝に不安がある人
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長時間、下を向いた姿勢がつらい人
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こまめな説明や声かけがないと不安になる人
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作業内容や進め方を常に確認しながらでないと動けない人
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「和気あいあいとした雰囲気」を期待している人
レビューでは「優しく教えてもらえた」「雰囲気が良かった」という声もありましたが、
その日の人員や現場の状況によって、空気感はかなり違うと感じました。
初めての作業であっても、自分から積極的に聞く姿勢が求められます。
■ 終えてみて:半日でも限界。でも、貴重な経験でした
遺跡発掘の仕事は、
「珍しい」「ロマンがある」というイメージ以上に、
体力と忍耐力が必要な現場作業です。半日でも、私にはかなりの重労働でした。
ただ、その分「今しかできない経験をした」という実感もあります。
私は…正直、もう一度やる自信はありませんが、
「一度は体験してみたい」という気持ちに応えられた、貴重な一日でした。


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