
ピッキングのお仕事に興味はあるけれど、
「体力もないし、続けられるかな……」
そんな不安が少しでもある方へ。
私自身、初めて倉庫に足を踏み入れた日は、胸がどきどきして、
「大丈夫かな」と心の中で何度もつぶやいていました。
けれど、実際に働いてみると、
思っていたよりずっと落ち着いた仕事で、
心配していたことの多くは、すぐに薄れていきました。
体力に自信がない人でも、
無理なく続けられる理由があります。
この記事では、そんな視点から、
私の体験を交えてお伝えしていきます。
◆ ピッキングの仕事とは?
ピッキングは、簡単に言えば「必要な商品を棚から集める仕事」です。
倉庫の中を歩きながら、指示された商品を集めて、台車に乗せていきます。
倉庫によっては端末を肩から下げ、表示された棚へ向かって商品を取ります。
番号と商品名を確認し、カートや箱に入れる──
この繰り返しが基本的な流れです。
具体的な作業内容
-
棚の番号を確認する(わかりやすい並びになっています)
-
商品を取る(シールの順は、歩くルートに沿っています)
-
バーコードや商品名をチェック(間違えても端末がエラー音で教えてくれます)
-
カートへ入れる
-
次の棚へ歩く
一つひとつの動作はシンプルで、特別な技術は必要ありません。
「覚えることが多そう」と思うかもしれませんが、
実際は慣れると自然と身体が動くようになります。
体を大きく使う?それとも手先中心?
私が働いた現場は、コンビニの「お菓子」と「飲料」で、とくに
女性が扱う商品は軽いものが多く、腕力が必要な作業はほとんどありませんでした。
ここで、ピッキングの仕事を選ぶ際のポイントとして
「飲料」と書かれているかどうか、が大切です。
「飲料」ラインは重い商品が多いので、男性が多め。
男性であれば、持ち方のコツさえ覚えれば
「思ったより平気」という方も多いです。
◆ 体力に自信がなくてもOKな理由
「倉庫」と聞くと、
重いものを持ったり、激しく動いたり……
というイメージがあるかもしれません。
でも扱う商品が「お菓子」や小さな部品なら、
自分のペースで進められて、
体力に自信のない人でも安心して取り組めます。
また、隙間バイトアプリでも
メッセージで問い合わせできるので
事前確認が安心につながります。
同じ作業を繰り返すので、慣れると負担が減る
最初の数日は「覚える」ことに少し疲れますが、
慣れれば自然に動けるようになり、気持ちにも余裕が生まれます。
同じ工程が続くため、身体がリズムを覚えていきます。
女性やシニアも活躍している現場が多い
私のいた現場では、
経験豊富な年配の方が多く、倉庫仕事が「きつい」印象はありませんでした。
むしろ穏やかで、丁寧に教えてくださる方ばかりでした。
「できる範囲で働く」という雰囲気があり、
無理にスピードを求められることもなく、働きやすかったです。
軽作業担当を選べる場合もある
派遣会社や現場によっては、
「軽い商品が多いライン」や「女性が多いエリア」を選べることもあります。
長期で働きたい場合にも、
「体力に不安があるので軽作業希望」と伝えると安心です。
◆ 実際に働いて気づいたこと
最初の1時間が一番緊張する
これはどの仕事でも同じですが、初日の緊張が一番疲れます。
周りの人の動きが速く感じて、つい頑張ってしまうこともあります。
でも、実際はみんな自分の作業に集中しているので、
こちらを気にする人はほとんどいません。
自分のペースで大丈夫。
そう思えるようになると、気持ちが楽になります。
重いものはコツで対応できる
段ボールを持つときは
「腕だけ」で持とうとせず、
膝を少し曲げて重心を下げると楽です。
慣れてくると自然とその姿勢になります。
黙々と作業できるという利点
人間関係で疲れやすい人にとって、
ピッキングはむしろ働きやすい仕事かもしれません。
私自身、作業中はほとんど会話することがなく、
静かに集中していられる時間が心地よかったです。
◆ 向き・不向き
向いている人
-
黙々と作業したい
-
決まった動作の繰り返しが得意
-
自分のペースで働きたい
向いていないかもしれない人
-
人との会話でリフレッシュしたい
-
仕事内容に変化が欲しい
-
同じ作業が苦手
とはいえ、
「まずは短時間だけ試す」働き方もできるため、
一度やってみると感じ方が変わることもあります。
◆ 初めての人に伝えたい安心ポイント
分からないことは聞いてOK
倉庫の仕事は初心者が多いので、
質問しやすく、嫌な顔をされることはありません。
私も何度も質問しましたが、
いつも丁寧に教えていただけました。
無理をしないで続けられる
スピードよりも正確さが大事です。
焦る必要はありません。
「急がなきゃ」という雰囲気のない現場だと
とても働きやすいです。
自分に合う働き方が見つけやすい
短時間、単発、週1回など、
働き方の選択肢が広いのも魅力です。
✅ まとめ
体力に自信がなくても、
ピッキングの仕事は十分に続けられます。
必要なのは、
「できる範囲で、少しずつ慣れていく」
という気持ちだけ。
最初は不安でも、
気づけば自然と身体が動いているはずです。

コメント