旅館の朝食準備バイト体験談

体験談

湯気の立つ味噌汁を配膳用のトレイに並べている朝食準備の写真

旅館の朝食準備バイトってどんな感じ?

初めて旅館で働くとなると、
「どんな雰囲気?」「仕事の流れは?」「服装は?」
と不安になるものです。

私が体験したのは、海沿いの旅館での朝食準備バイト。
観光地にある割には、働くスペースは生活感が強く、
「裏方感」がしっかりある環境でした。

お客様が見る廊下からは海が一望でき、景色は美しいのですが、
スタッフ側の作業場はふすまも畳もシミだらけで、
表と裏のギャップが強い…そんな印象でした。


初日の戸惑い:入口がわからない

募集要項に入口の記載がなかったため、
お客様用の玄関から入館しました。

作業場に案内されるまで少し迷い、
「先にメッセージで確認しておけばよかった」と感じました。

働きやすさの差は、
**「事前に確認できるかどうか」**で大きく違うのだと学びました。


下準備:作業着は貸与されるけれど…

「作務衣(さむえ)が貸与される」と書かれていたものの、
実際は籠に無造作に詰め込まれた作務衣の中から
一枚を選んで渡される形式。

この時点で
「衛生面は大丈夫なのかな…次回は少し考えるかも」
という印象を持ちました。

着替えスペースは小さな物置部屋で、
最低限の設備という感じ。


仕事の流れ:基本は「お客さまを温かく迎える」

すでに朝食セットはテーブルに並んでいたので、
主な仕事は お客さまの案内と簡単な説明、火をつける作業 でした。

チャッカマンを持ち、
各テーブルのミネストローネ鍋の火をつけて回ります。

その際、軽い説明も添えます。

  • 新鮮卵を使用していること

  • ヨーグルトに見えるものはドレッシングであること

  • ご飯と味噌汁はお替り可能

積極的に説明するというより、
必要な声掛けを丁寧にする…そんな距離感です。


食事が終わったら食器下げと洗い場

朝食が終わると、台車で食器を下げて回ります。

回収の仕方は少し教わりましたが、
あとは淡々と進める作業。

その後、洗い場の棚に食器を入れたり、
洗い物の手伝いも行いました。

事前に聞いていなかった作業ですが、
「朝食準備・片付けバイト」は
範囲が広めだと感じました。

手荒れしやすい人は ゴム手袋を持参すると安心です。


最後は掃除機がけ:意外と動く!

この日は時間が余り、
朝食会場に掃除機をかけて回りました。

かなり古い掃除機で、
昭和家電のような存在感。
会場が広いので、コンセントの位置を探しつつ動くため
思ったより体力を使いました。

「裏方は歩く・持つ・運ぶが多い」
そんな現実を感じました。


服装について:動きやすさ+清潔感が大事

このバイトでは服装指定がありました。

  • 下は黒のズボン

  • 上は借りる作務衣

  • インナーは自由(季節に合わせる)

持ち物として「サンダル持参」と書かれており、
厨房〜ホール移動を想定したものと思います。

畳の上を歩くことが多いため、
脱ぎ履きのストレスはほぼありませんでした。


初めての人へ:安心ポイント

  • お客さまと深く会話することはない

  • 基本の流れが決まっていて覚えやすい

  • 丁寧に動く人なら向いている

  • 接客+裏方のバランスが良い

  • 覚えることはそこまで多くない

一方で、以下が気になる人には不向きかもしれません。

  • 裏方の生活感が苦手

  • 清潔感のある作業場を期待している

  • 少しの雑務が気になる


まとめ:景観は素敵、裏方はリアル。それでも貴重な経験

慣れると流れがわかり、
お客様が気持ちよく朝を迎える場を整える充実感があります。

「短時間だけ働きたい」「朝の時間を有効に使いたい」
という人にはおすすめ。

旅館の裏側のリアルさも、
経験してみてわかる価値ある一面です。

🪶 投稿者:管理者はな/隙間ワーク体験談より

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